トヨタに残されたのはハイブリッドだけ

世界的に見てハイブリッドカーを市販車として一番最初に売り出したのはトヨタです。1995年にプロトタイプが作られてから18年が経とうとしていますが、その間ずっとトヨタはハイブリッドシステムの開発・改良を続けてきたわけです。
しかし、車というのはハイブリッドカーだけではなく、ガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車などもあり、更に低燃費とは無縁の車まであるのです。トヨタはずっとハイブリッドカーを中心に開発を進めてきておかげで、他のガソリンエンジン車などの開発がおろそかになってしまいました。
その結果を最近久しぶりに登場したスポーツモデルである86に見ることができます。86は当初よりスバルとの共同開発車として開発された車で、スバルではBRZとして発売されています。
しかし共同開発とは名ばかりでボディからシャーシ、エンジン、トランスミッション、足回り、ブレーキシステムなどのほとんどをスバルの任せてしまい、トヨタが手を出したのはスバルのフラット4エンジンに直噴技術を盛り込むことと、販売戦略だけだったのです。
そう考えると99%スバル製の車をトヨタの車として販売、それも名車であるAE86になぞらえた販売戦略を用いるとなればAE86ファンが黙ってはいません。過去や現在にAE86ファンであった人間の中には86をAE86の再来とすることに否定的とする方がたくさんいます。トヨタが作ってこそ86であり、堂々とAE86の再来という言葉がつかえるのです。
しかし、ここ数十年まともにスポーツモデルの開発を行ってこなかったトヨタに優れたライトウェイトスポーツモデルなど作ることができないのです。これがハイブリッドカー一本やり、売上第一主義のトヨタの現状だと思います。
トヨタにはハイブリッドカーしかないと思ったほうがいいでしょう。